「こんな人のあんな暮らし」では、実際にそこに人が暮らしている情景を思い浮かべられる、生活感のあるスタジオをストーリー仕立てでご紹介します。
自分時間を大切にするひとり暮らしや、心地よい距離感で過ごすふたりの日常。空間には、その人らしい価値観や日常の過ごし方が自然と表れるものです。お気に入りの家具に囲まれて過ごす部屋や、家族や友人が集まるリビングなど、描ける暮らしのかたちはさまざま。この家には、どんな人が住んでいて、どんな時間を過ごしているのでしょうか。そんな情景を想像しながら、イメージに合うスタジオ探しにご活用ください。
case 1:屋上付き一軒家でのカップルふたり暮らし
中野区南台に位置する、リノベーションされた戸建て。1階から3階、屋上まで利用でき、リビング・ダイニング・キッチンをはじめ、ベッドルームや洗面、バスルームなど、ライフスタイルのさまざまな場面を切り取ることができます。ブラウンタイルのオープンキッチンや特徴的な照明、素材感を活かしたコンクリート天井、L字窓から街並みを望む造作ベッドなど、フロアごとに異なる表情も魅力。タイル使いの洗面スペースは、ビューティやプロダクト撮影で映える背景として活躍します。屋上からは都心の景色を見渡すことができ、抜け感のある画づくりにも対応。ワンロケーションで多彩なカットを撮ることができる個人宅です。
こだわりを重ねた、ふたりの生活
玄関のチャイムが鳴る少し前に、最後のグラスをテーブルに並べた。
家具も照明も、ふたりで時間をかけて選んだもの。
この家に人を呼ぶたび、少しだけ誇らしい気持ちになる。
ふたりを迎え入れ、そのままリビングへ。
ソファに荷物を置きながら、部屋を見渡した友人が言った。
「ほんと素敵な家だね。」
その言葉に、ふたりで小さく笑い合う。

床の質感やキッチンの素材、ラフだけど落ち着く家具の配置。
少しずつ自分たちの好きなものを集めて、居心地のいい空間に整えてきた。
友人たちを招くと、自然とみんなリビングに集まり、気づけば話も盛り上がっている。
大きな窓からはやわらかな光が差し込み、肩の力を抜いて過ごせる雰囲気も気に入っている。
キッチンからは料理のいい香り。
彼は手際よく料理を仕上げながら、会話にもちゃんと加わっている。
「もうすぐできるよー!」
その声を合図に、みんながテーブルを囲み始める。

食後、みんなでそのまま屋上へ上がった。
ワインを片手に、なんとなく話を続ける。
「風が気持ちいいねー、最高の景色。」
友人がぽつりとそう言った。
料理をして、飲んで、ただ話しているだけなのに、不思議と心地よい時間になる。
この家には、そんな空気感がちゃんとある。
片付けはあとでいいか、と彼と小さくうなずき合った。
























