実際に暮らしている人がイメージできそうな、生活を感じられるスタジオをストーリー仕立てでご紹介する「こんな人のあんな暮らし」。
生活空間は、その人のひととなりを表します。好きなもので揃えられていく「ひとり暮らしの部屋」や、生活リズムが交差する「家族のリビング」など、登場人物や背景、関係性でも空間の見せ方は変わるのではないでしょうか。広さや間取りからも、さまざまな生活がイメージできます。
この部屋ではどんな暮らしが・・?それぞれのスタジオからイメー
case 1:ヴィンテージマンション最上階、開放感のある空間
RSC HOUSEは六本木の真ん中に位置する個人宅。2方角に向いている窓からたっぷりと自然光が入り、明るく開放感のあるワンルームです。ベッドスペースは落ち着きのあるフローリング、リビングはコンクリート床で、金網のパーテーションが2つのスペースを区切っています。
働きながらひとりの時間を愉しむ、大人の男性の暮らしをイメージしたストーリーです。
暮らしと仕事場、ひとつで叶える大人ルーム
今日はミーティングがないので家で仕事。
朝は強い。
・・と自分に言い聞かせることで、毎日の早起きが習慣になった。
仕事がたまっている時に限って、家の埃が気になる。
ひとり暮らしが長いと、雑になるか几帳面になるかに分かれるが、自分は圧倒的に後者だ。
別に完璧主義ではない、ただ、
気になることが年々と増えている自覚はある。

身だしなみには人一倍気を遣っている。
髭のバランスもそのうちのひとつ。
スキンケアも決まったこだわりのモノを。
洗面台の棚は、雑多に置かれているようで、全部毎日使うモノ。
左から順に使っていくのがマイルールだ。

目覚ましのコーヒーを入れてから、バルコニーへ。
今日は天気がいいのでバルコニーで仕事をしてみる。
日の光を浴びて過ごすのが性に合う。
都会の景色を見ながら、混沌とした頭の中を整理する。
自分にとって大切な時間だ。


午後は少しゆったりとソファで仕事。
少しずつ片付いてきた仕事に、だんだん気がゆるむ。
こういう時はコーヒーではなくエスプレッソを。
気持ちの切り替えに、作業場をキッチンカウンターへ移動。
一日の中で気分を変えながらメリハリをつけて仕事をする。
そんな“ノマド”ワークが自分のスタイル。
住んでいる人間の数より椅子が多いのは、そういう理由だ。



case 2:隅田川沿い、キッチン付きワンルーム
蔵前駅から徒歩5分、隅田川沿いのレトロビルにあるスタジオ。白壁と古材板張りの床のシンプルな内装で、対面式のキッチンには大きな掃き出し窓から自然光が入るため明るく撮影が可能です。目の前を流れる隅田川はたっぷりとした川幅があり、対岸との距離も確保されているため心地よい風が抜けていきます。同時に都会的な街並みも望むことができます。
東京でひとり暮らしを始めたばかりの女の子をイメージしたストーリーです。
憧れの東京、姉妹で過ごす休日
就職をきっかけに田舎を出て、初めてのひとり暮らしをスタート。
憧れの東京。
隅田川沿いのスカイツリーが見えるワンルームを借りた。
最後まで私の上京に強く反対していた妹だが
今となっては「東京に来る理由ができた」と、
しょっちゅう泊まりに来るようになった。

妹が来ると、ふたり一緒にシングルベッドで寝る。
こんなに来るならふとんを買おうか・・とも思っているくらいだが、
昔から狭いふとんで一緒に寝ていたので
お互いそれほどストレスにはなっていない。
東向きの物件のよさは、朝日が気持ちよいところ。
寝起きの悪い妹を残して身支度を進める。
今日は、ふたりで蔵前のカフェを巡る。

しばらくしてやっと起きてきた妹。
慣れた手つきで、私のハンガーラックから着替えを選ぶ。
鏡の前で服を合わせていた私の前に割り入って、
「これ貸して〜」と遠慮なく袖を通す。
歳が近いと共有のものも多く、昔は洋服の取り合いをよくしていたが、
大人になってからは貸し借りができるので、姉妹でよかったと感じている。


一日たっぷりと遊び、家に着くころには日が暮れていた。
妹はベランダからスカイツリーを見て
東京はいいな、と呟いた。
次の日はふたりで昼過ぎまで寝た。
「またすぐくるね!」
妹は行きより増えた荷物を抱えて勢いよく帰っていった。
シングルベッドがまた広く感じるだろうなあ・・
来月は私が実家に帰ろうかな。



case 3:コンパクトなリノベーションアパートメント
846 apartmentは西日暮里駅より徒歩7分、下町の情緒が残る住宅街にある戸建ての1階です。コンパクトな室内にバランスよく家具や小物がレイアウトされており、この間取りならではのリアルな生活感が演出可能。ひとり暮らしはもちろん、夫婦やカップルの設定におすすめです。所々に置かれた間接照明やランプはあたたかい雰囲気があり、夕方や夜のシーンの撮影も叶います。
ミニマルに暮らす夫婦をイメージしたストーリーです。
毎週金曜日はホームシアターで夫婦時間
今日は金曜日。
金曜日の夜は、夫制定「映画の日」。
お酒を飲まない私たちは、金曜の夜に飲みに出かける習慣がない。
ただ、周りの“華金”の雰囲気に乗っかって何か楽しいことがしたい。
そんなことがきっかけで始まった「映画の日」。
10回に1回くらいは映画館にも行くが、
ほとんどがホームシアターだ。

昔から映画鑑賞は共通の趣味だった。
もうすぐ結婚10年目。
毎週金曜日のこの時間がふたりにとっての、よい時間になっている気がする。

映画を観終わったら、サクッとシャワーを浴びる。
感想はふたりがあがるまで我慢・・。
シャワーを浴びてさっぱりしてから、感想を言い合う。
長く一緒にいると感性が似てくるのか、共感するところばかり。
時々意見がぶつかり合うと、夜更けまで討論になることもあるけど・・


SF映画の日は特に白熱しがち・・
気がつけばあっという間に1時を回っている。
今週も立派な“華金”になったので、
キッチンの片付けは、明日の自分に託しちゃおう。
それも含めて、大事な夫婦時間「映画の日」。



暮らしのイメージが湧くスタジオを舞台に、イメージしたストーリーをご紹介しました。ひとりの時間、姉妹の時間、夫婦の時間・・設定によって求める空間もさまざまです。
トップページの『VARIATION』からは複数シーンを組み合わせた検索が可能。今回の記事のような流れを撮影する場合は、「リビング・ダイニング、キッチン、ベッド、玄関、洗面」など、暮らしのシーンをまとめて検索することができます。内容に合うスタジオ探しにぜひ [R]studio の検索機能をご活用ください。