実際に暮らしている人がイメージできそうな、生活を感じられるスタジオをストーリー仕立てでご紹介する「こんな人のあんな暮らし」。
家族構成や年齢、生活スタイルなど、家族の形によって、適した間取りや家具の配置もさまざま。今回は数々のハウススタジオや個人宅の中から、数人での暮らしがイメージできる空間を選び、ストーリーにしました。撮影内容や登場人物に合う空間探しの参考に、ぜひ!
case 1:カラフルポップなアパート暮らし
世田谷区砧エリアにある、アパートの一室。
学生のひとり暮らしや若者のルームシェアなどが想像しやすい、リアルな2DKの間取りと家具のレイアウトです。角部屋のため2方角から光が入り、ベランダから玄関へと風が抜けます。家具から小物まで豊富にプロップが揃っており、カラフルでポップな世界観が完成しています。
凸凹姉妹のバタバタな朝
「私のストッキング知らない〜!?今日使うんだけど〜」
姉の声で目が覚めた。
就活生の姉と美容学生の私。
生活リズムが違うから、
最近は姉の声に起こされるのが日課になった。

早起きが苦手な姉は、ギリギリに起きてバタバタと身支度を進める。
そんな姉を横目に、私は隣でのんびりスキンケア。
小さい頃から、このスピード感の違いには慣れているから惑わされない。
実家にいた頃から、押し入れを机代わりにして、
いつもふたり並んで遊んだり勉強したりしていた。
この物件を選んだのも、馴染み深い押し入れがあったから。

朝ごはんは食べない派の姉。食べる派の私。
今日は午後から授業なので、ゆっくり食べられる。
「先に出るからね〜!洗濯干しといて〜!」
気をつけてね〜とひらひら手を振った時には
もう扉が閉まっていた。


やっと静かになった。
言われたとおり洗濯物を干す。
バルコニーから抜ける風が気持ちいい。
小さいけど2人分の洗濯物なら余裕で干せるこのバルコニーも
この家のお気に入りポイント。
予定より早く身支度を済ませ、
姉から勝手に借りたリュックを背負って
私も家を出る。



case 2:平屋古民家、昭和にタイムスリップ
古民家studio BODOは中野区にある築80年ほどの平屋。
庭に面した縁側や、勝手口、小さな畑など、昭和にタイムスリップしたかのような空間です。縁側のあるダイニングやキッチン、洗面、バスルームなど、暮らしにまつわるシーンが揃っています。和室以外にもパーケットフローリングが敷かれた洋室もあり、和洋異なる雰囲気で撮影が可能です。
おばあちゃんとシェアする暮らし
私の就職を機に始まったおばあちゃんとのふたり暮らし。
ほんとはひとり暮らしがよかったけれど、
私好みのインテリアに買い替えることを条件に、ふたり暮らしが始まった。
時が止まったかのような家の中が、私のおかげでいい感じに整ってきた。
縁側の掃き出し窓を大きく開けて空気を通すことから
私たちの一日は始まる。

おばあちゃんは昔から厳しく、
子どもの頃からいろいろなことを教えこまれてきた。
脱いだ靴は揃えることや、敷居は踏まないこと、
自分の食器は自分で下げることなど。
礼儀作法すべておばあちゃんから教わった。

決して私を甘やかさないおばあちゃん。
一緒に料理をしていても褒めることはほとんどなく、
あれこれつっこまれる。
友達のように言い合いをする私たち。
今ではおばあちゃんと立つキッチンが
大事なコミュニケーションの

私たちは食事中も会話が絶えない。
仕事のことや恋愛のこと、なんでも話してきたから、
イチバンの相談相手になってくれてる。
おばあちゃんには、私の考えることすべてお見通しだそう。
おばあちゃんとふたり暮らしをしてよかったなと心から思う。



case 3:ナチュラルテイストの一軒家
世田谷区の閑静な住宅街にある3階建ての個人宅です。
2階にはリビングダイニングやキッチン、洗面スペースのほか、コンパクトなワークスペースなど、実際に暮らしている家ならではのリアルな暮らしの間取りを撮影することができます。バルコニーやベッドルーム、控室としても使用可能な個室も備えているため、さまざまなシチュエーションでの撮影が叶います。
チームワークで乗り切る我が家の朝
5:50
からだを無理やり起こし、キッチンに立つ。
昨日の夕飯の残りや冷凍のおかず、2〜3品を一気にチン。
ケトルのお湯を沸かしているうちにパパが起きてきた。
6:15
ブロックのカゴがひっくり返る音。
本日の主役、起床。
本日“も”主役。
今日はよく寝てくれたほうだ。
朝ごはんの準備もOK。

6:30
ごはん担当はパパ。
男同士でごはんを食べてくれている間に
私は着替えとメイクをして、髪を整える。
男ふたりでごはんを食べると、いつも以上に食べ散らかす・・
でもなぜか機嫌よく食べさせてくれるので、
ここはグッと目をつぶる。

7:30
少し時間が押している。
自分でできることが増えてきた彼の「じぶんで!」はもはや口癖。
今日は靴下。玄関での滞在時間が長い。
そうこうしてる間にパパが準備を済ませて、バトンタッチ。
やっとの思いで抱っこ紐を装着。
「今日のお迎えは私が行くからねー!いってらっしゃーい!」
「ママもいってらっしゃーい!」
これが我が家の“共働きモーニングルーティン”。



暮らしのイメージが湧くスタジオを舞台にしたストーリーをご紹介しました。姉妹のふたり暮らし、祖母と孫の共同生活、子育てまっさかりの家族など・・そこで暮らす人の年齢やライフスタイルで見えてくる暮らしもさまざま。
トップページの『VARIATION』からは複数シーンを組み合わせた検索が可能。「リビング・ダイニング、キッチン、ベッド、玄関、洗面」など、暮らしのシーンをまとめて撮影できるスタジオを検索することができます。内容に合うスタジオ探しにぜひ [R]studio の検索機能をご活用ください。